ブームではなく、もはやひとつのジャンル!「昭和レトロ」グッズの魅力
ご存知、現在は令和。その前は平成、そして、さらに前が昭和です。30代後半の方には懐かしく、それよりも若い方には新しく、エモいとすら思わせる昭和レトロの魅力に迫ってみますよ、今回は。
「昭和はもうレトロ!? 」 はい、レトロになりました。
「昔は良かった」…そんなセリフを吐き始めたら年老いたと言われてしまうかもしれませんが、前の時代を懐かしんだり、現在にないテイストや趣きを楽しんだり、温故知新よろしくのように古さを新しいと感じたり。意外なところから知った若者たちが面白がるように「昭和レトロ」を感覚的に取り入れているようです。実は以前も昭和ブームのようなものがありました。映画『ALWAYS三丁目の夕日』の大ヒット前後にも長いブームがありましたし、1990年代にも当時の若者間では60〜70年代のファッションやデザインが人気になった歴史があります。どれも一過性のブームのようでしたが、今はちょっと違うかもしれません。もはや、ひとつのジャンルとして確立され、しっかりと昭和はレトロとなったようですが、昔のもの…ではなく「そういうもの」としてカテゴライズされています。「懐かしいな」リアクションによって世代が分かる判別ツールにもなりそうですね。
昭和レトロはどこから火がついた?
どのようにして流行り、どのようにしてジャンル化したのか!? それは、おそらく「インスタ映え」が大きいと言えるでしょう。コロナ禍以前の数年前から大正や昭和を代表するものを面白がる流れがありました。例えば、純喫茶やクリームソーダのように写真を撮りたくなるもの、写ルンですのような使い捨てカメラの存在も若者たちのアンテナに引っかかり、SNSを通じて楽しむように。また、昭和レトロに直接的には関係がないかもしれませんが、ダンシング・ヒーローの曲やダンスなどバブル期の歌謡曲やカルチャーも注目されるように。つい最近のようにも感じられる“ひと昔前”を面白がるところと昭和がうまくリンクしているのが、昭和レトロの特徴とも言えます。現代の生き辛さと昭和の良い意味で緩くおおらかな対比を描いたドラマが人気となったのも、ある意味、昭和レトロの影響と言えるかもしれません。
どこが魅力か、昭和レトロよ!
何よりも大きいのは、見た目=デザインにあるかもしれません。決して理論的とは言えないフォルムや当時の技術的な問題により大きくなってしまっているサイズ、センスが良いとは言えないカラーリング、無駄に力強いフォントやロゴなどなど、挙げればまだまだありますが、とにかく洗練されていないものがほとんどです(笑)。しかし、それも今と比べたらという前提条件がありますから、当時としては先進性のあるデザインも多々あります。そこを“通ってきていない”人にしたら、それも新しく感じるということでしょう。さらに、現代と比べると不便さを感じる点。ここにも愛らしさを感じる人が多い気がします。手間がかかるけど味がある…なんでもできてしまう便利さからは得られない体験に価値を感じるようです。他にはノスタルジックなところや規制のない自由さなど、エネルギッシュなところは令和にはない魅力なのでしょう。
いわゆる昭和レトロを感じさせるものとは?
代表的な昭和レトロアイテムを紹介していきましょうか。なにはともあれ、名称にもなっている昭和歌謡。歌謡曲がそもそも昭和に多いですし、今となっては歌謡曲という呼び方もされなくなっていますからね。今で言えば、流行り局やPOPということ。メロディや展開がベタではありますが、心に響くと人気のようです。続いて音楽系ですと、今はなきカセットテープ・アナログレコード。現代はデータで音楽を聴く時代、ダウンロードすればすぐにスマホで聴けるため、専用のプレイヤーでないと聴けない不便さは貴重な体験となりつつあります。他にはアンティーク家具、レトロな看板、チープさも感じさせるレトロゲーム、フィルムカメラ、VHS、カセットデッキなど、便利さを手に入れたことで役目を終えたものたちに再び脚光が集まっている…そんなところも昭和レトロの良さなのでしょう。
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