
実は「スポンジ・ボブ」って、なかなか深いんです。あの笑顔の裏に…
「スポンジ・ボブ」のスポンジは、あのスポンジではなく、海綿動物がモチーフと知っていましたか? 人気の理由は、ユニークさとユーモアはもちろんのこと、友情をテーマにしたストーリー。そのあたりが子どものみならず、大人からも愛されています。今回は少しばかり同作品を深掘ります。
「スポンジ・ボブ」とは
同作品の舞台は、深い海の底にある海底都市・ビキニタウン。そこに住むのが、主人公のスポンジ・ボブと仲間たち。彼らが繰り広げる、ユーモラスで楽しい日常を描いたハイテンション・アニメとなっています。その人気ぶりは1999年7月17日の放送開始以来、19年連続で最も視聴率の高いアニメシリーズとなったほど。また、ポップやカルチャーのキャッチフレーズやミーム、映画化をはじめ、さまざな商品をリリースし、さらにはトニー賞を受賞したブロードウェイ・ミュージカルなども展開。こうして世界中にファンを拡大してきています。これまでに170カ国以上、30以上の言語に翻訳され、四半期ごとに平均1億以上の総視聴者数を記録しているのだとか。ちなみに、英語の正式名称は「スポンジ・ボブ・スクエアパンツ」なのは、ちょっとした豆知識として仕入れておいてください。

スポンジがモチーフと思いきや、実は実在する生き物から…
海綿動物を英語でスポンジと言うことからきています。皆さんご存知のキッチンで見かける“スポンジ”も、海綿動物からきています。つまり、スポンジ・ボブのモチーフは海綿動物ということなのです。ちなみに海綿動物は、海水を取り込んで、その中の餌をこし取って食べ、不要な海水を吐き出すという生態。この吸水性の良い穴ぼこだらけの体がゆえに、かつては地中海やカリフォルニア沖などで海綿漁がさかんに行われていたようです(現在あまり見かけない天然スポンジも販売されていたとか)。原作者が元々海洋生物学者だったことも影響しているのでしょうね。ユーモアさが目立ってしまうアニメですが、特に初期のエピソードは海洋生物の特徴を盛り込んだ話が揃っています。
海底が舞台であることから登場人物は皆、海の生き物。
主人公は当然ながらスポンジ・ボブ。パイナップルのお家に住んでいる海綿くん(バーガーショップ「カニカーニ」で働いている)。性格はとても前向き・楽観的・無邪気であり、何事にも一生懸命。彼のナイス なユーモアと溢れんばかりの善意はなぜだか(いや、当然ながら)、人をイライラさせてしまう。それでもめげない元気いっぱいの姿はどうしても憎めない。ゆかいな仲間たちは、ヒトデのパトリックをはじめ、タコなのにイカルド、カニでありバーガーショップも営むカーニさん、カーニさんのライバルであるプランクトン、リスの女の子のサンディ、スポンジ・ボブのペットであるカタツムリのゲイリーなど。その他にもサブキャラクターが多数存在しており、これまで約200のキャラクターが登場しています。主人公のスポンジ・ボブだけではなく、サブキャラが愛されているのもこの作品の特徴のひとつと言えます。また、先述の通り、原作者が海洋生物学者であった背景から、各キャラクターの細かい描写も注目ポイントです。
「スポンジ・ボブ」の人気の秘密は?
日本のキャラクターとは異なり、やはり、カラーリングに惹かれる人が多いことでしょう。海外特有の独特のセンス、奇妙な表情と動きに目を奪われてしまいます。それだけではなく、陽気なユーモアと大人も共感できるストーリーで幅広い年齢層に人気となっています。初登場から20年以上経った今でも根強い人気がある理由は、なんと言ってもそのユーモアです。キッズが楽しめるユーモアと大人でも楽しめる洗練されたジョーク、世代を超えたアピールが、持続的な人気の要因となっているのでしょうね。先に挙げた個性豊かなキャラクターも人気の一役を買っていると思います。皆、愛嬌のあるキャラクターですから。加えるなら、斬新で予測不能なストーリーも特徴的。独創的なアイデアや思いもよらない展開で視聴者を驚かせながら、エピソードごとに異なるテーマやメッセージが組み込まれ、楽しみながらも考えさせる要素があります。楽しむだけでなく、愛しいキャラクターから学ぶこともできてしまう、けれどもやっぱりおバカでかわいいスポンジ・ボブってだけでも惹かれてしまいますね。
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